臨床心理士と公認心理師
臨床心理士は、公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会が認定する民間資格です。
詳しい受験資格は協会HPに掲載されていますが協会の指定する大学院の全過程を
修了する必要があり、試験についても筆記試験に合格した後、2次試験である
面接試験に合格する必要があります。
また、試験に合格し資格を取得した後も資格は5年ごとの更新制であり、その間に研修や研究など
様々な活動を行うことで、資格の質を維持することが義務付けられています。
現在日本には心理カウンセラーに関連した多くの資格がありますが、それらの中でも、
最も厳しい条件を持った資格と言われています。
一方で公認心理師は、平成27年9月9日に公認心理師法が成立し平成29年9月15日に施行された
心理職(心理カウンセラー・カウンセリング業務)初の国家資格です。
受験資格を得るためには様々なルートがあり、詳しくは一般社団法人日本心理研修センターHPに
掲載されていますが、基本的には、4年制大学にて施行規則に定められた科目を履修し実務経験を
積むことが条件となります。
必ずしも大学院進学を求められないこともあり、臨床心理士よりもより間口が広く、
より様々な背景を持った人が取得できる可能性を持った資格と言えるでしょう。
まだ施行されて間もない資格ですが、国家資格ということもありこれから社会的なニーズが
高まる資格であると言われています。
こまち臨床心理オフィスに所属するすべてのカウンセラーは、臨床心理士資格を取得しており、
ほとんどのカウンセラーが公認心理師を同時に保有しています。様々な研修、また研究を重ねて
心理職としての質の維持・向上に努めております。