心理検査ってなに?
心理検査というとどんなイメージが浮かぶでしょうか?
絵の具のシミを見て答えたり、木の絵を描いてみたりといったものを漫画やドラマで
見たことがあるかもしれません。
小学生くらいの頃から夢中になるような「この質問にどう答えるかであなたの○○度が分かる!」
「この絵が何に見えるかであなたの深層心理が分かります」といったいわゆる心理テストは
とても面白いものですが「心理検査」ではありません。
心理検査も大ざっぱに言ってしまえば「自己理解を深める」「自分を知る」ための検査ではあります。
けれど実際の心理検査は、きちんと研究が重ねられて多くの研究者が関わって開発され(発展し)ていますので、
結果としては皆さんが想像されるよりももっと地に足のついた、自分でも(ある程度は)認識していて
納得のいく内容になることがほとんどです。
検査によって「知的な能力の凸凹を見る」「全般的な性格傾向を見る」「欲求不満な状況でどう対処しようと
するかの傾向を見る」など、様々なものがあります。
性格なのか、知的能力の凸凹なのか、あるいはメンタル不調の程度なのか、自分のどういった部分の理解を
深めたいかによって何種類かを組み合わせて実施します。
1つの検査の結果だけで目に見えな人の内面に言及するのは危険な場合もあるので、基本的には
2種類以上の検査を組み合わせます。
「思ってもみなかった驚くべき自分の本質が」みたいな結果には残念ながらあまりなりませんが
「認識はしているけどこんな検査で傾向が出るとは思わなかった。やっぱりそうなんだ。」と
おっしゃる方はわりと多くおられる印象です。
当オフィスではウェクスラー式知能検査のほかに、「自己理解のための検査セット」と
「神経発達症(発達障害)傾向を含めた検査セット」の2つのセットをご提案していますが、
その他のバッテリー(心理検査の組み合わせ)についても、
どのような側面の理解を深めたいかによってご相談に乗ります。
※基本的には医療機関受診中の方を対象としていますが、場合によっては実施できることもございますので、まずはお問い合わせください。
※「神経発達症(発達障害)傾向を含めた検査セット」は神経発達症(発達障害)の診断はできません。傾向や可能性を推測して医師の診断とその後の支援の参考となることを目的としています。