『君は放課後インソムニア』
✩.*˚✩.*˚ 『君は放課後インソムニア』 原作:オジロマコト ✩.*˚✩.*˚
前回に引き続き、眠れない夜がテーマになっている漫画です。
インソムニア=不眠症。
不眠症に悩む主人公が、偶然にも同じことに悩むクラスメイトに出会い、
天文部として一緒に活動していくストーリーです。
夢中になれることを見つけ、ひたむきに行動したり、
どうしようもできない壁にぶつかって打ちひしがれたり、
仲間のためにみんなが力を貸したり、
お互いの存在に安らぎを感じて眠りについたり…
高校生ならではのキラキラした青春、エネルギーに溢れる若さ、悩みながらも
前に進んでいく脆さと強さなどが描かれています。
そのなかで、自分が眠れないことについて思いを巡らせて、
お互いが眠れなくなった過去について知っていきます。
不眠症に悩んでいる人は多いと言われていますが、眠れない理由は人それぞれ違う。
そのことをこの作品では、
<あなたの眠れない夜にも、きっと意味がある―― > と表現しています。
もしかしたら、今これを読んでいる方の中にも、夜眠れなくて困っているという人も
いるかもしれません。
カウンセリングでは、あなたが眠れない意味について一緒に考えていくことができます。
自分が眠れない意味について考えたい、どうにかしたい、と思われたら、
ぜひ当オフィスにお問い合わせしてみてください。
原作は漫画ですが、アニメ化、映画化もしています。
アニメでは息を吞むほどの幻想的な星空が描かれ、特に5話がおすすめです。
ぜひみなさんも見てみてください。
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Lear Moreシニア世代の心の悩みとカウンセリングについて
私たちは、日々幅広い年代の方々を対象にカウンセリングをさせていただいていますが、
今回はシニア世代の方々のカウンセリングについてお話させていただけたらと思います。
本来カウンセリングは、自分のことについて専門家である心理カウンセラーと話をしていく中で、
自分の性格や、現在直面している状況についての理解を深めていき、自分なりの悩みの解決策を
探していくサポートをする役割があります。
勿論、それはシニア世代の方々でも同じであり、大きく変わるものではありません。
しかし、人間は年齢を重ねていくにつれて、変わりにくくなっていきます。それは当然で、
性格(人格)とは、その人がよくとる行動パターンや思考パターン、そして感情のパターンの
集合体が性格と呼ばれるものであり、年齢を重ねるについてこうしたパターンは強化され、
固定化されていき、変化し辛くなる傾向があります。
もちろんいくつになっても柔軟な対応ができる方もおられますが。
性格の変化や修正に多大な労力と時間が必要であることに加え、年齢を重ね、自分のパターンを
確立されてきた方々が変化や修正をするためには、より多くのエネルギーが必要になってくるため、
大きなパターンの変化を望むのは難しくなります。
しかし、ではシニア世代のカウンセリングは意味のないことかと言えば、決してそうではなく、
大きなパターンの変化というより、今までの自分の人生を振り返り、それがどのような人生だったか、
そこにどんな意味があったかについて理解をしていくというカウンセリングの側面への比重が大きくなってきます。
勿論、シニアではない世代のカウンセリングでもこれは重要なテーマなのですが、シニア世代では特に重要で、
昔を思い出し、懐かしい思い出を誰かと語ることで自分の人生を振り返り、より生活を活性化することが
できるようになる等の効果がある回想法はとても有効です。
今までの人生を振り返ることで、自分がどのような人生を歩んできたかについての理解を深め、
その意味について誰かに語りながら一緒に考えることは、非常に意味深いです。
大変で、辛い思いばかりして苦労してきた方々には、そんな辛いことや苦しいことは思い出したくない、
話したくないといった方々もおられますし、カウンセリングに来られる、悩んでいるシニア世代の方々には
そういった方が特に多いと思われます。
しかし、それはその方が苦しみや辛さを生き抜いてきた波乱万丈の人生記録であり、
一生懸命に生き抜いてきた証明でもあると思います。
人は自分の人生の物語、文脈の中で生きており、こういった言い方は失礼なのかもしれませんが、
物語とは山あり谷ありといった波乱万丈の物語の方が魅力的であり、興味を感じるものだと思われます。
自分の人生への魅力や意味を、心理カウンセラーに語りながら一緒に再発見していくことが
シニア世代のカウンセリングでは重要なテーマになってくることが多いです。
人間は生涯成長するといった立場では、シニア世代の発達課題として人生の統合ということが挙げられています。
これは今までの自分の人生を振り返り、自分はどのような人生を歩んできて、それは自分にとって
どのような意味があったかについて自分なりに総括していくということですが、
そういった人生の最後の課題を行うために、カウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか。
自分の長い人生をじっくり振り返るということは、それだけでもとても意義のあることだということは、
日々のカウンセリングで私が実感していることです。
Lear More新型コロナ感染症後の社会への再適応について
新型コロナ感染症も2類から5類になり、出勤や通学、旅行のために電車に乗る人々も増えてきて、
社会が以前の状態に戻ってきているように感じられます。
マスクを着けている人も、少し前までのほぼ100%着けている状態から、ちらほらつけていない人も
見られるようになり、その変化を実感せずにはいられません。
そういった以前の状態を取り戻しつつある社会状況の中で、社会生活を送る人々が心理的にも前の状態に
戻るのかということについては、必ずしもそうではないのではと思われます。
それは、新型コロナ感染症拡大前⇒①感染症が2類になり、
施設や企業、学校での自粛が始まった後⇒②感染症が5類になり、
自粛が減った社会に変わること、といった一度コロナ禍の社会に適応した人々が、
さらにコロナ禍後の社会に再適応を求められる状況だと思います。
適応とは、その状況や環境に合わせて、行動を変えたり、自分を変えていくことなので、
変化には常にストレスが伴うため精神的に不安定になりやすい状態であり、感染症が2類になった①の
状態が数年続いたため、その環境に苦労して適応した人々が、感染症が5類になる②の状態になり、
更に再適応を迫られる、ストレスを感じやすい状況であるのは確かだと思います。
もちろん、コロナ禍が緩んで、旅行やアクティビティーに出かけやすくなり、ストレスを解消しやすく
なっているのは間違いなく、ポジティブな方向での適応ではあると思われます。
ただ、例えそれが社会的に良いと思われていること、例えば進学、就職、結婚、昇進といった
イベントであっても、例で言えば昇進うつやマリッジブルー等、うつになる要因として挙げられることから、
そういったポジティブな変化をストレスと感じる人もいるのではないでしょうか。
再適応に対して適応疲れによるストレスを感じていたり、コロナ禍を経て急激に
変化した社会への適応に困っている方々は、カウンセリングで話し合いをしながら
新しい社会環境にうまく適応していく道を探してみるのはいかがでしょうか。
Lear More悩みを自分で抱える力
「今日はなんとなくパスタが食べたい」「今日はなんとなくこっちの服にしよう」
そういう“なんとなく”思うこと、感じることってありませんか?
「あれが食べたい」とか「こっちの服がいい」というポジティブな感情なら
問題に感じることは少ないかもしれません。しかし、「なんとなくイライラする!」
「なんとなくもやもやする…」という気持ちが積もり積もったり、大きくなりすぎたりすると
困ってしまうかもしれません。
その時に、「なんでこういう気持ちになるんだろう?」と自分で考えられること、
つまり、“悩みを自分で抱える力”というのが大切になってくるのだと思います。
逆に、悩みを自分で抱えられない・抱えきれない状況になると、
身近な人や物に八つ当たりをする、他人や環境のせいにする、
すぐさま状況を打開しようと闇雲に行動する…ということになるかもしれません。
あるいは、不安や苦痛を和らげようともがいているうちに気づけば、お酒や薬、ギャンブル、
買い物、性行為などに依存していたり、自傷行為を繰り返したりしているかもしれません。
そういう「なんとなくイライラする/もやもやする」という気持ちは、不安や悩みの種が明確に
なっていない、あるいは、明確になると葛藤が出てきてもっと辛くなってしまう、という
状況なのかもしれません。
そのため、“悩みを自分で抱える力”というのは、“葛藤を自分で抱える力”とも言えるでしょう。
なんだか曖昧でよく分からない、と思われた方もいるかもしれませんね。
つまり、“なんとなく”感じていることの、その“なんとなく”について
「どうして自分はそう感じているんだろう?」と考えてみる、ということです。
そうやって自分について考えて悩んでいるうちに、「自分って本当はこういう人間だったんだ」と
気づいたり、「これが原因かと思っていたけど、本当はもっと別のことが引っかかっていたんだ」
ということが見えてきたりします。
自分で自分を理解するということは意外と難しいことですが、なかなか面白いことだと思います。
そしてそれは、人生を豊かにしていくことにつながると思います。
カウンセリングでは、来談者の方が自分を理解したり、悩みを自分で抱えたりすることのお手伝いをします。
自分のことをもっと理解したい、悩みを自分で抱えるのが辛いという方は
ぜひ当オフィスにお問い合わせしてみてください。
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ソロ活女子のススメ
今春で第3シーズンを迎えるドラマ、「ソロ活女子のススメ」が楽しみだ。
主人公は江口のりこさん演じる対人関係の苦手なアラフォー女性。五月女恵。
彼女が、ソロ活(積極的にひとりの時間を楽しむための活動=“ソロ活”)を通じて、自分と向き合い、
自分を少しずつ確立していく物語だ。
高級フレンチフルコース、リムジンを予約してドレスアップして都内ドライブなど、
普段はなかなか手軽にとはいかない、少しハードルの高いことにもチャレンジし、
その体験の中で、自分の中に新しい感覚が芽生えたり、気づきを得ていく。
そしてふと以前の自分から変わっていることに気づく。
職場の人間関係もまた変わっていく様子が描かれる。
それはどこか、カウンセリングにも似ている。
カウンセリングに来てくださるクライエントさんが、カウンセリングという時間を体験することで、
自分の気づいていなかった一面に触れたり、新たな感覚を得ていく。
少し自信を得て日常に戻っていくのだ。それはなんだかとてもあたたかい。
もちろん、大変なこともつらいこともカウンセリングの中では話されていくのだが、
どうか皆様にとって、カウンセリングという体験がそのようなあたたかいものとなるといいなと思う。
私も、次のお休みにソロ活の計画してみよう。
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